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実践 Web Standards Design p.003

  • Last Modified: 2008年11月30日 11:06

このページは、実践 Web Standards Design が第 1 刷・第 2 刷から第 3 刷となる際に、仕様自体の変更によって内容を修正した分について公開しています。

1.1 /Web Standards とは

結論を先にいうと、現時点でのWebページによる情報提供という目的に対する解としては、XHTMLを選択すべきです。 XHTMLは拡張性に優れ、モジュールなどの追加を行うことができます(これはXMLにもいえます)。 XMLでは、状況に応じてスキーマ(XML 文書が取り得る構造や言語設計者の意図を示すもの)を記述し、文書交換に活用します。 スキーマを記述する言語にはDTD、XML Schema、RELAX NG、XML Data Reducedなどがあるため、XMLを扱う場合はこれらの知識が必要となる場合があります。

一方XHTMLでは、文書の構造はW3Cによって定義されたDTDで示すことになっているため、XMLを習得するよりも比較的敷居が低く、同様に受け手も情報を手軽に受け取ることができます。 また、XHTMLはHTMLをXMLで再定義したものであるため、HTMLに慣れ親しんだ人にはさらに敷居が低くなることでしょう。

しかし、だからといってXHTML以前のHTMLは拡張性がなく、今後の発展もないから駄目だということでもありません。 SGMLベースであるHTMLは、いったん4.01で最終バージョンとされていたので、新しい技術を取り入れるよりもすでに習得した知識で対応したいという場合や、文書の永続性が最優先と考えるなら、XHTMLではなくHTML 4.01を選択するのもまた1つの正解といえます(現在は新たにHTML 5 を策定しようとする動きもありますが、2008年1月22日に公開草案初版が公開されたばかりです。HTML5が勧告となるまでは、HTML 4.01がSGML ベースのHTMLの最新バージョンであることには変わりありません)。

ここで重要なのは、単にHTMLやXHTMLでマークアップした文書を作成して公開すれば、それがWeb Standards に沿ったWeb ページなのか、ということです。

Column HTML 5

本文中で「HTMLは、いったん4.01で最終バージョンとされていた」と書いています。1999年12月24日にHTML 4.01がW3C勧告となった後、2000年1月26日にXHTML 1.0がW3C勧告となり、W3CによるHTMLの仕様はXHTMLにシフトしていったため、HTMLは1999年12月24日のW3C勧告版が最終バージョンとされたのです。

しかし、W3Cが提唱するXHTMLの方向性にAppleやMozilla、Operaは異を唱え、WHATWG(Web Hypertext Application Technology Working Group, http://www.whatwg.org/)を2004年に立ち上げ、XHTMLではない新たなHTMLとして、Web Applications 1.0 という仕様の策定を開始しました。

WWWやHTMLの考案者であるTim Berners-Leeは、2006年10月に「W3C内に新しいHTMLの作業部会を発足する」という意向を発表し、2007年3月に新たなHTML WGが立ち上げられました。 2007年4月にWHATWGからW3Cへの提案がなされ、その結果2007年5月にWeb Applications 1.0がHTML 5に改称(http://lists.whatwg.org/pipermail/whatwg-whatwg.org/2007-May/011228.html)、2008年1月22日にHTML 5の公開草案初版(http://www.w3.org/TR/2008/WD-html5-20080122/http://www.whatwg.org/specs/web-apps/current-work/)が公開されました(W3C は、2010年9月までに標準化作業を終える予定としています)。

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